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Open the door
2006年4月5日扉が開かれ その奥には楽園と見まちごう程の
花と緑と光と水が 戯れ合い 輝いていた
例えればそのような
この上なく 最上の日々を送る
「あなたはしあわせ者だ」
部屋を満たす 咲き誇る薔薇の香や
連なった胡蝶蘭の白や スイートピーのピンクといった色が
わたしの体の上に降りかかり そう囁く
ベッドで目を瞑った この身は その声にただ頷き
まだ知らぬ死と 同等にすら感じる快楽を享受する
自分の鍵穴にピッタリと合う鍵を
なかなか見つけることが出来ず彷徨い
不具合のある鍵ばかりを受け容れ
むりやり扉をこじ開けていた過去を思う
運命の鍛冶師は忙しく すべての人へ平等に
鍵を創り与える時間は持ち併せない
だから私のような 何の特別性も無い女には
唯一無二の鍵を授かる機会に巡り合うことなく
生涯を終えるのだろう と察して
晴れもつかの間 暗雲たちこめさせ雨降らして困らす
そんな気まぐれに表情を変える空に 自身をなぞらえ
なんとなく恨めしく 見上げていたというのに
「わたしはしあわせ者だ」
at last, open the door!
花と緑と光と水が 戯れ合い 輝いていた
例えればそのような
この上なく 最上の日々を送る
「あなたはしあわせ者だ」
部屋を満たす 咲き誇る薔薇の香や
連なった胡蝶蘭の白や スイートピーのピンクといった色が
わたしの体の上に降りかかり そう囁く
ベッドで目を瞑った この身は その声にただ頷き
まだ知らぬ死と 同等にすら感じる快楽を享受する
自分の鍵穴にピッタリと合う鍵を
なかなか見つけることが出来ず彷徨い
不具合のある鍵ばかりを受け容れ
むりやり扉をこじ開けていた過去を思う
運命の鍛冶師は忙しく すべての人へ平等に
鍵を創り与える時間は持ち併せない
だから私のような 何の特別性も無い女には
唯一無二の鍵を授かる機会に巡り合うことなく
生涯を終えるのだろう と察して
晴れもつかの間 暗雲たちこめさせ雨降らして困らす
そんな気まぐれに表情を変える空に 自身をなぞらえ
なんとなく恨めしく 見上げていたというのに
「わたしはしあわせ者だ」
at last, open the door!
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