思索の生む罠

2008年2月25日
恋人の不在の夜

思索の果てにあるのは狂気だという

深夜に明治の文豪の作品を読了し

そのまま思索を続けて朝を迎える

まるで学生時代のようだ

思索の生む罠

知性から生れた孤独による他人への不信

只現実だけを見詰めて生きている者にとっては

迷惑甚だしい話だけれど

思想の上で姦通を妄想し、それに憑り付かれ

我が弟に我が妻と一晩過ごせと命ずる兄の遣り切れなさ

解るような 解らないような

ところで

体を伴わない精神のみの姦通は罪か否か

現実に形が現れなければ誰にも確たる証拠は掴めない

心の中の思慕は 許されるか 否か

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