午睡

2008年10月1日 エッセイ
折れ曲がり 並んで眠る

彼の腕が背後から伸び 私の手の平を包んでいる

カーテンの隙間から風がそよいで 何と世界は平和なのだろう

しかしこれは悪事だ

うとうとと うたた寝の心地よさ

まどろんでいると 右の肩甲骨に彼の唇が寄せられ

思わず声を上げる

体は再び重ななり合う




夢は欲望の発露である

現実は夢を具現化する舞台である

欲望は夢となり 夢は現実との境目を失い すべての罪はひとつに

そして いずれは無に

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