お互い、図々しくない程度に餌を撒いて、

お互い、欲しい餌だけをついばむ。

食べてもOK、吐いてもOK、どちらを選択しても、気まずくないような言葉の選択。

社交辞令の羅列の中に、うっすら本音も散りばめて、

いかにも社会人的な交際だ。


でも、約束が成立してしまえば、なぜか空虚。

そして次第に、会う日が面倒になってくる。

つまり、約束を取り付けるまでのやりとりが、楽しいのだ。


その一方で、当日のコーディネートを頭の中でシミュレーションする自分もいる。

でも、まだ下着のことまで考えない。

まるで20代前半の頃の自分のように、身軽な心を取り戻せるだろうか。


野暮な恋愛に傷つき、疲れた。

スマートな恋愛ごっこで癒されたい。


子犬のように潤んだ瞳を持つ、彼の餌は美味しいのだろうか。

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